私は2014年卒で就職をした会社員です。
一応、東証1部上場の大手企業で働いています。
就職活動をしていたのは約7年前です。当時は何もわからないまま、ただがむしゃらに活動をしていたなと今では思います。
そう思えるようになった理由は、私が人事部で新卒採用の仕事を経験したからです。
「企業がどのような人材を求めているか?」
「採用を判断する方法は?」
例えばこのようなことを就職活動時代に知ることができたら、きっともっとうまく就職活動をすすめることができたのではないかと思います。
当然基準なんてものは、企業によって、人事担当者によってまちまちです。しかし、その本質はどこも似たりよったりではないかと思います。
そしてその本質に近づくことは、就職活動だけで活きるのではなく、社会人として成長できると思っています。
そんな情報をこのブログで伝えられたらいいなと思っています。
よろしければ参考にしてもらえると幸いです。
【この記事の目次】
それでは早速内容に入っていきましょう。
就職活動とは
まずは「就職活動」という言葉の意味から考えてみたいと思います。
「就職活動」とは読んで字の如く、職に就くための活動です。つまり働き口を見つけるための活動ということです。
しかし、一般に「就職活動」と聞いてイメージされるのは、主に大学生が学校を卒業後に働く企業を見つけることでしょう。
このブログでも主に大学生の就職活動に焦点を当てていきたいと思っています。
就職活動で大切な考え方
就職活動で大切な考え方をここでは2つ紹介します。
①就職がゴールではない
1つ目は就職することをゴールにしないことです。
就職活動をしていると少しでも「良い企業」に入りたいという気持ちになります。しかしこの「良い企業」とはどのような企業のことでしょうか?
- 会社名が有名、イメージがいい
- 年収が高い
- 福利厚生がしっかりしている
- 教育体系が整っている、成長できる
例えばこんなあたりでしょうか。しかし、忘れてはいけないことがあります。それは入社するだけでは何も得られないということです。
入社したらその企業で働き続けなければならないということをしっかりと頭に入れて、自分が就職したい会社を探す必要があるのです。
②相手目線をもつこと
先ほどは就職活動をする際に「良い企業」に入りたいという気持ちになると言いました。これは当たり前のことだと思います。
では、ここでのポイントである「相手目線」考えたらどうなるでしょうか。
単純に言えば、企業は「良い人材」を採用したいと考えています。
この良い人材の定義も明確なものはありません。企業によっても様々あるでしょう。
ただし、もし企業が求める「良い人材」を理解し、それをアピールすることで、相手に自分のことを「良い人材」だと思わせることができれば、その会社の内定は獲得できます。
「相手を理解すること」はビジネスの世界でも非常に重要です。これはできて損はないスキルですので、今から考える習慣を持つだけでも未来は変わっていくでしょう。
就職活動の流れ
これから就職活動について調べていく上で、まずは全体のスケジュールを掴んでおくと良いでしょう。
ざっくりとですが、スケジュールを表にまとめてみました。
2021年卒の就職活動は、従来の経団連主導から政府主導に切り替わったものの、スケジュールには変更なく、3月からエントリー開始、6月から選考解禁となっています。
ただし、このスケジュールはもはや形骸化しています。実際に2020年卒採用では、6月1日時点で7割の学生が内々定をもらっているというデータもあるようです。
これは各企業による早期囲い込みの競争が非常に激しくなっているためです。その背景には採用市場が売り手市場(学生有利)の時代になっていることがあります。
結論としては、スケジュール通りに動いているのでは遅い!のです。
企業によって選考開始時期はまちまちのなので、少なくとも自分が志望する企業がどのようなスケジュールで選考を行なっているかの情報収集は欠かさないようにしましょう。
最初に取り組むべきこと
就職活動の対策においてまず最初にやるべきことは「自己分析」 です。
どの就活対策本を読んでも似たようなことが書いてあるかと思いますが、これには理由があります。
なぜ最初に自己分析をするかというと、それは自分の目的地を決めるためです。
例えば、以下のイラストをご覧ください。
ここでは山登りで頂上を目指している人を例にしています。
イラストでは◯の道順と✕の道順があります。ここで言いたいのは頂上(目的地)を間違えてしまうと、いつまで経っても自分の目的は達成できないということです。
反対に◯の道順は2通りありますが、どちらも頂上(目的地)に向かっています。目的を間違えなければいつかはゴールにたどり着けるということです。
話を自己分析に戻しますと、自己分析は自分の目的地を決めるために行います。
山登りの例に当てはめると、頂上の場所を正しく認識することと同じです。ここを疎かにしてしまうと、きっと間違った就職活動をしてしまうことになります。
「自己分析」については以下の解説記事をご覧ください!
先ほどの山登りのイラストを再度ご覧いただきたいのですが、◯の道順は2通りありました。
もちろん自分の目的地が正しく定まったならば、目的地までの道順は効率的な方が良いと思います。
自己分析以降は、今度は目的地にたどり着くための道順を工夫するステージに入ってきます。
自己分析以外にも、各就職活動項目に対して記事を書いていますので、よろしければ下記表のリンクからご覧ください。
(※未リンク部分は今後加筆予定です)
私は就職活動における小手先のテクニックはあまり好きではありません。しかし、就職活動に必要な考え方が社会に出てからも役に立つことは多々あります。
就職活動に限らず、社会人として生きていくためにも、この記事が参考になれば幸いです。