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【株主優待はQUOカードorカタログギフト!】マースグループホールディングスの投資判断について

今日ご紹介するのは「マースグループホールディングス」

 

財務安定性が高く、高配当利回り、そして株主優待は「QUOカードorカタログギフト」と気になるポイントが目白押しです。

 

そんな銘柄の投資判断を考えてみましたので、解説していきます。

 

【この記事の内容】

 

この記事を書いている私は、29歳の「ごく普通のサラリーマン」です。

 

株式投資の経験は2010年から10年ほどで、現在は50銘柄以上、1,500万円の株式を保有しています。

 

ちなみに「マースグループホールディングス」は2010年に初めて購入し、現在は300株を保有しています。

 

そんな私の分析ではありますが、よろしければご覧ください。

 

マースグループホールディングスの事業内容

マースグループホールディングスは、パチンコ店向け機器メーカー大手の一角です。

 

事業セグメントは以下の3つに分類されています。

  • アミューズメント関連事業
  • 自動認識システム関連事業
  • ホテル関連事業

 

アミューズメント関連事業においてパチンコ店向けの機器販売をしており、その他に自動認識システム関連事業をFA(ファクトリーオートメーション)市場向けに展開しています。

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2020年3月期のセグメント構成比は以下のようになっています。

  売上高 利益
アミューズメント 63.2% 84.5%
自動認識システム 27.4% 19.0%
ホテル 9.4% -3.5%
100.0% 100.0%

主力はアミューズメント関連事業ですが、新型コロナウイルスの影響でパチンコ店は投資を控えています。

 

また、パチンコ業界自体が市場が伸びているとは言い難いため、会社側も対策を打つとは思いますが、将来性には注意が必要です。

 

直近の業績

直近の業績は以下のようになっています。

  売上高 営業利益 純利益
2015年3月期 27,767 5,079 3,547
2016年3月期 26,442 4,431 2,995
2017年3月期 25,071 4,313 3,618
2018年3月期 23,427 3,517 2,608
2019年3月期 24,345 4,691 1,094
2020年3月期 22,562 3,799 2,300
2021年3月期(予) 14,500 700 400

業績を見てみると、新型コロナウイルスの影響もあって2021年3月期は大幅な減収・減益が予想されています。

 

それを除いても、売上高を中心に右肩下がりの傾向にあるので、やや要注意かなと思っています。

 

今後もこの傾向が続くようであれば、私も保有株を手放すことを考えなければなりません。

 

株主優待について

「マースグループホールディングス」の株主優待は、QUOカードかカタログギフトです。

 

株主優待の内容は、保有株数に応じて決まります。

 

・100株〜499株:クオカード1000円 

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・500株〜999株:カタログギフト(3,000円相当の地方特産品)

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・1000株以上:カタログギフト(5,000円相当の地方特産品)

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権利確定月は3月で、年1回の優待が受けられます。

 

クオカード、そしてカタログギフトの中身も各地の特産品(食品)と使い勝手の良い株主優待と言えるでしょう。

 

優待獲得の効率が良いのは、100株保有によるクオカード取得です。

 

カタログギフトが欲しい場合は500株まで保有株数を上げるのもいいかもしれませんね。

 

株主還元の方針

次に、マースグループホールディングスの株主還元の方針は以下のようにされています。

長期的な視野に立ち、安定的で継続した企業成長を図るため、財務体質の強化を図りながら、株主の皆様に対しては安定的で適切な配当水準に業績成果を加味して、利益配分を行うことを基本としております。

中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。

 

2021年3月期は中間配当の実績が「35円/株」、年間配当は「70円/株」が予想されています。

 

記念配当を除くと、なんとか減配は避けられている状態ですが、配当性向は100%を超えてしまいそうなので、注意は必要と考えます。

 

配当・優待利回り

続いて配当・優待利回りですが、以下の数値を元に計算してみます。

株価:1,647円(2021年3月5日終値)
配当:70円(2021年3月期予想)
優待:1,000円(※100株保有)
  :3,000円(※500株保有)

 

結果は以下のようになりました!

  配当利回り 優待利回り 合計利回り
100株保有 4.3% 0.6% 4.9%
500株保有 4.3% 0.4% 4.6%

 

配当利回りは4%を超えており、高いと言えるでしょう。

 

優待利回り単独ではそれほどでもありませんが、使い勝手の良い内容であることと、配当利回りと合計すれば、十分に魅力的と言えそうです。

 

利回り面では優れた銘柄ですね!

 

株価の推移

まずは直近5年間の株価推移を確認します。 

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株価はここ5年間で最低水準にあります。

 

新型コロナウイルスの影響も大きく出ていると考えられますね。

 

経済活動が元に戻った時に、業績が上向けば株価が上昇する可能性もあるかもしれません。


次に、割安性の指標となるPBRとPERを見てみると、

PBR:0.54倍  PER:68.63倍
(※2021年3月5日終値時点)

 

となっており、PBRはかなり割安となっています。

 

また、自己資本比率は約90%と非常に高く、財務体質はかなり強固と言えます。

 

さらに、時価総額37,419百万円に対して、現預金と有価証券だけで31,269百万円を保有しているので、それだけでほぼ今の株価は保証されるくらいの安全性です。

 

PERの面では、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化しているので判断しづらいですが、株価は安い水準にあると考えています。

 

投資判断

最後に投資判断をしてみたいと思います。

 

「マースグループホールディングス」の前向きな材料は、

  • 高配当利回り
  • 使い勝手の良い株主優待
  • 割安な株価

といったところでしょう。

 

一方で懸念されるのが、主力のアミューズメント関連事業(パチンコ店向け機器販売)の今後の収益力です。

 

新型コロナウイルスを抜きにしても、緩やかに衰退していくと考えられる中で、次なる収益源を育てられるかがポイントになりそうです。

 

幸い、財務体質はこれ以上無いくらい健全なので、すぐにどうにかなることはないと思われます。

 

個人的には、現在保有分は継続保有、これから購入するのはそれほどおすすめできないかなと考えます。

 

仮に購入するにしても、100株保有で優待を狙うくらいがいいのではないでしょうか。

 

以上、マースグループホールディングスの分析でした!

 

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