表計算ソフト「Googleスプレッドシート」を使っていて、
もっと簡単に計算することができないかな…
と思ったことはありませんか?
そんな時こそ関数の出番です。
必要な関数を知っていることで作業効率を上げることができます。
今回はその関数の中でも、関数「IFERROR」について解説をしていきます。
ぜひ覚えていただいて、日頃の作業を楽にしてみてくださいね。
【この記事の目次】
私はごく普通のサラリーマンですが、仕事では「エクセル」と「Googleスプレッドシート」を併用し、
プライベートではブログ記事を作成するにあたって「Googleスプレッドシート」を活用しています。
誰でも真似できるをモットーに解説していきたいと思います。
「IFERROR」とは?
「IFERROR」とは、エラーの場合に指定した値を返す関数です。
例えばエラー値を「0」と表示したり、「非表示(空白セル)」にする等が代表的な使い方です。
ここで言うエラー値とは、主に以下を参考にしてみてください。
それでは実際に「IFERROR」を使う方法を見ていきましょう。
「IFERROR」を使う方法
ここからは具体例を見ながら説明していきたいと思います。
今回は以下の表を例にしていきます。
とあるケーキ屋の仕入金額という設定にしてみました。
表は支払金額と購入個数から単価を求めているものになっています。
しかし、桃といちごは仕入自体がなかったため単価の部分は「#DIV/0!」というエラー値が出てしまっています。
このエラー値を「IFERROR」を使って消してみたいと思います。
数式は、
=IFERROR(値 , エラーの場合の値)
=IFERROR(A1 / B1 , "" )
のように入力します。
先ほどの例に当てはめると、
「= IFERROR(AJ5 / AK5 , "")」と入力しており、
「AJ5 / AK5」の計算結果においてエラーが出る場合に「 "" (空白セル)」となる数式になっています。
数式を入力した結果、ちゃんとエラー値が消えて空白セルになっていますね。
エラー値が表示されていると見づらかったり、なんとなく気持ち悪かったりしますので、「IFERROR」で消してしまうといいでしょう。
「VLOOKUP」関数と組み合わせる
「IFERROR」関数がよく使われるシーンとして、「VLOOKUP」関数と組み合わせるパターンが挙げられます。
「VLOOKUP」は表を縦方向に検索し、特定のデータに対応する値を取り出す関数ですが、検索した値が見つからない場合に「#N/A」エラーを返します。
この「#N/A」エラーを空白で返すように設定するのに「IFERROR」関数を使用することが多いので覚えておくと良いでしょう。
数式は、
=IFERROR(値 , エラーの場合の値)
=IFERROR(VLOOKUP(〜〜〜〜), ""(空白))
のように、1つ目の値の部分に「VLOOKUP」関数を入れればOKです。
私自身、このパターンはかなりの頻度で使っているのでおすすめですよ〜。
「VLOOKUP」関数の詳細はこちらをご覧ください。
まとめ
関数「IFERROR」はいかがでしたでしょうか?
使えなくても致命的ではありませんが、使えることで表の見栄えが良くなったり、ちょっとした時短になったりと、いぶし銀のような働きをしてくれます。
また、1つのシート上で多数の関数を使っている場合、エラー値が原因で様々な箇所に支障をきたすことがあります。
そんな状態を防ぐためにも「IFERROR」関数でエラー値をこまめに消しておくといいかもしれません。
ぜひ一度試してみてくださいね!
また、関数の他にも、私が普段から使っていて、かつ便利だと思う「PCスキル・操作」について他にも記事にしています。
よろしければ、以下のリンクよりご覧ください。