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【高配当・優待利回り銘柄】「サンフロンティア不動産」の株価見通しと投資判断を考えてみた

今回はご紹介するのは「サンフロンティア不動産」です。

 

都内の不動産を中心に取り扱っているため、新型コロナウイルスの影響を受けている銘柄です。

 

しかし、今後の業績回復期待もあると思い、少し分析をしてみましたので、その結果をご紹介していきたいと思います。

 

【この記事の目次】

 

この記事を書いている私は、29歳の「ごく普通のサラリーマン」です。

 

株式投資の経験は2010年から10年ほどで、現在は50銘柄以上、約1,700万円の株式を保有しています。

 

そんな私の分析ではありますが、よろしければご覧ください。

 

サンフロンティア不動産の事業内容 

「サンフロンティア不動産」は不動産再生(リプランニング)を中心として、不動産全般のサービスを提供する会社です。

 

不動産再生(リプランニング)は具体的には、低稼働ビルを取得→リノベーションを行うことで高収益物件へ蘇らせることをしています。

 

セグメントでは5つに分類されています。 

  • リプランニング
  • 賃貸ビル
  • 不動産サービス
  • オペレーション
  • その他

 

この中には言葉としては出てこないものの、不動産の管理やホテル開発・運営等も行っています。

 

ちなみにセグメント別の構成比は以下のようになっています(2021年3月期)。

  売上高 セグメント
利益
利益率
リプランニング 74.8% 75.0% 23.0%
賃貸ビル 5.3% 6.4% 27.5%
不動産サービス 6.1% 17.0% 64.1%
オペレーション 5.1% ▲9.2% -
その他 8.8% 10.8% 28.1%

やはり主力はリプランニング事業であることが数値面からもわかります。

 

また、不動産サービス事業は主に物件の管理や仲介を行っていますが、利益率がかなり高いのが特徴的です。

 

ストック型の事業は収益の変動が少ないので、今後この部分の構成比は注目ですね。

 

昨今は新型コロナウイルスの影響で、外出自粛・テレワークが進んでいますので、事業内容的にはやや逆風が吹いていますが、それでも利益率の高さは見るべきところがあります。

 

事業内容から考えると、今後これ以上そう悪くなることはないのではないかとも思います。

 

直近の業績

直近の業績は以下のようになっています。

(百万円) 売上高 営業利益 純利益
2013年3月期 10,580 2,156 2,483
2014年3月期 17,772 4,531 4,020
2015年3月期 27,741 5,850 5,053
2016年3月期 30,625 7,387 8,157
2017年3月期 40,394 9,380 6,452
2018年3月期 47,463 11,239 7,420
2019年3月期 53,291 13,305 8,783
2020年3月期 73,218 16,571 10,666
2021年3月期 59,632 7,912 4,274
2022年3月期(予) 76,000 12,000 7,400

業績は2020年3月期まではきれいな右肩上がりを描いていました。

 

2021年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収・減益となっていますが、黒字は維持できています。

 

また2022年3月期は業績が回復する予想となっていることからも、それほど心配する必要はないと思っています。

 

むしろその先のさらなる業績回復・成長に期待したいところです。

 

株主優待について

サンフロンティア不動産の株主優待は、自社運営ホテルの割引券です。

利用可能ホテルはこちら

 

獲得できる優待券は「保有株数」と「保有期間」によって変動し、以下のようになります。

保有株数 保有期間 割引券額 枚数 割引額計
100〜299株 1,000円 1枚 1,000円
300〜499株
5,000円
1枚 5,000円
500〜999株
2枚 10,000円
3年以上 4枚 20,000円
1,000株〜
4枚 20,000円
3年以上 8枚 40,000円

優待券の獲得効率が最も良くなるのは500株を保有している時で、3年以上保有するとさらにお得になります。

 

一般的には最低保有単元の場合に効率が良いことが多いので、少し珍しいですね。

 

なお、割引券は普通に宿泊代の支払時に使用することができますが、予約時は直接ホテルに電話する必要があるので注意が必要です。

 

株主還元の方針

サンフロンティア不動産では、以下3点を株主還元の基本方針としています。

①株主様への長期的かつ安定的な利益還元に努める
②将来の成長に向けて積極果敢に挑戦する投資資金を確保する
③財務基盤の安定性を維持する

 

そして配当の実績を見てみると、減配はなく業績向上に伴って増配も行われています。

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2020年3月期が最高益でしたので、それ以上の配当は出ない予想となっていますが、最高益を更新することがあれば増配の可能性も十分あるでしょう。

また、配当性向を見てみると、まだまだ余力があると考えられますので、今後の増益・増配に期待です。

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配当・優待利回り

続いて配当・優待利回りですが、以下の数値を元に計算してみます。

  • 株価:1,025円(2021年6月25日終値)
  • 配当:42円(22年3月期予想)
  • 株主優待:1,000円(100株保有時)
  •     :5,000円(300株保有時)
  •     :10,000円(500株保有時)
  •     :20,000円(500株3年以上保有時)

 

ここから算出される利回りは以下のようになります。

保有株数 配当利回り 優待利回り 合計利回り
100株
4.1%
1.0% 5.1%
300株 1.6% 5.7%
500株 2.0% 6.0%
500株 (3年) 3.9% 8.0%

先ほども述べましたが、サンフロンティア不動産の株主優待は500株保有時が最も利回りが高くなります。

 

500株を3年以上保有したときが利回りが最高で、なんと8.0%まで上がります。

 

配当利回りも4.1%と、それだけでも十分高いので、利回りの観点からは魅力的な銘柄と言えそうです。

 

 

株価の見通し

まずは直近5年間の株価推移を確認します。 

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株価は新型コロナウイルスの影響をきっかけに下落し、現在はそこから回復途上にあるといった感じです。

過去5年間の中でもまだ安い水準にありますので、業績回復を見込むのであれば買い時かもしれません。

 

割安性の指標となるPBRとPERを見てみると、

PBR:0.75倍  PER:6.48倍
(※2021年6月25日終値時点)

 となっており、かなり割安と言えるでしょう。

 

不動産関連は割安銘柄が多いので一概には言えませんが、それでも業績面や過去の株価を見る限りでは、私は割安だと判断しています。

 

投資判断

最後に投資判断を考えていきたいと思います。

 

結論から言うと、個人的には「買い」の銘柄だと思います。

 

理由は「今後の業績回復期待」と「利益率の高さ」です。

 

また、株価はまだ完全な業績回復を織り込んでいないように感じています。

 

そのため私自身も今のうちに購入することを検討したいと思います。

 

問題は買い時ですが、もう少し安く買うチャンスはあるかもしれないと思うものの、今の水準で十分ではないかと考えています。 

 

購入した際にはまたブログでご報告できたらと思っています!

 

以上、「サンフロンティア不動産」の分析でした。

 

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