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【実は1株で優待獲得!】高配当利回り銘柄「オリックス」はいくらまでなら買い時か?

個人投資家の中で人気銘柄である「オリックス」

 

理由は恐らく「高配当利回り」と「人気の株主優待」でしょう。

 

そして、これから購入を考えている方もいらっしゃるはずです。

 

とは言え、気になるのはその「買い時」

 

今回はそれを個人的に分析してみました。

 

【この記事の内容】

 

この記事を書いている私は、29歳の「ごく普通のサラリーマン」です。

 

株式投資の経験は2010年から10年ほどで、現在は約50銘柄、1,300万円の株式を保有しています。

 

また、2017年2月にオリックス株を「100株」購入。

 

さらに2020年8月には「200株」を買い増し、現在も長期保有中です。

 

そんな私の分析ではありますが、よろしければご覧ください。

 

オリックスの事業内容

オリックスは元々リース事業の会社として立ち上がりました。

 

そこから隣接分野に次々と進出し、金融サービスグループとして事業を拡大させ、多角的な展開をしているのが特徴です。

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多角化を進めた結果、現在オリックスのセグメントは全部で10に分類されています。

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そして、2020年3月期のセグメント構成比は以下のようになっています。

  セグメント
利益
セグメント
資産
法人営業・メンテナンスリース 14.2% 16.4%
不動産 18.1% 7.5%
事業投資・コンセッション 10.0% 3.0%
環境エネルギー 2.6% 4.4%
保険 10.1% 14.5%
銀行・クレジット 8.8% 23.9%
輸送機器 10.2% 5.4%
ORIX USA 12.8% 12.6%
ORIX Europe 9.9% 2.9%
アジア・豪州 3.3% 9.3%
合計 100.0% 100.0%

数値を見ると、利益・資産とともに分散していることがわかります。

 

直近では、リース事業において航空機等を中心に新型コロナウイルスの影響が出ていますが、他のセグメントで補って利益確保をしています。

これも多角化の効果であり、収益の安定性につながっていると考えます。

 

直近の業績

直近の業績は以下のようになっています。

  営業収益 営業利益 純利益
2010年3月期  887,290 30,174 36,512
2011年3月期 938,258 75,296 66,021
2012年3月期 963,721 122,215 83,509
2013年3月期 1,052,477 150,853 111,909
2014年3月期 1,375,292 200,978 187,364
2015年3月期 2,174,283 256,829 234,948
2016年3月期 2,369,202 287,741 260,169
2017年3月期 2,678,659 329,224 273,239
2018年3月期 2,862,771 336,195 313,135
2019年3月期 2,434,864 329,438 323,745
2020年3月期 2,280,329 269,681 302,700
2021年3月期(予) 2,200,000 240,000 190,000

ちょっと長めにとってみました。

 

リーマン・ショック後、一時は大きく利益が減少しましたが、そこから力強い回復を見せています。

 

2021年3月期こそ減益となりそうですが、今後も安定成長できるのではないかと思っています。

 

その根拠となるのがこちら。

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設立初年度を除き、創業から連続で黒字を計上しており、非常に長期に渡って収益をあげ続けているのです。

 

外的環境の影響を受けることはありつつも、それに対応して収益を上げ続けてきているノウハウは信頼できると思います。

 

株主優待について

オリックスの株主優待は2つあります。

  • カタログギフト ふるさと優待
  • 株主カード

 

そして、それぞれ優待獲得の条件は以下のようになっています。

  権利確定月 必要株式数
ふるさと優待 3月 100株以上
株主カード 3月、9月 1株以上

どちらも魅力的かつ、人気のある優待となっていますので、1つずつ詳細を紹介します。

 

カタログギフト ふるさと優待

「ふるさと優待」は送られてくるカタログギフトの中からもらえる商品を1つ選ぶことができます。

 

株式の保有期間に応じて異なるカタログとなり、長期保有するとワンランク上のカタログが受け取れます。

  • 通常:Bコース(5,000円相当)
  • 3年以上保有:Aコース(10,000円相当)

(※金額換算しやすい「野球観戦ご利用券」を元に算出)

 

過去のカタログギフトの中身はこちらをご覧ください。

 

株主カード

もう1つの「株主カード」は、オリックスグループが提供する各種サービスに割引価格が適用される特典です。

 

例えば、

  • ホテル・温泉旅館
  • 京都水族館・すみだ水族館・新江ノ島水族館
  • オリックス野球クラブ
  • オリックス自動車

等、レジャーやビジネスのさまざまなシーンで利用できるので便利です。

 

詳細はこちらをご覧ください。 

 

そして何よりすごいのは、この「株主カード」は1株保有しているだけで獲得できてしまうのです!

 

最近は1株の取引ができる証券口座が増えてきているので、検討してみると良いでしょう。 

ほかにも1株保有で優待を獲得できる銘柄を探すならこちら

 

株主還元の方針

次に、オリックスの株主還元の方針は以下のようにされています。

✓ 今期の通期配当額は、一株当たり76円もしくは配当性向50%、いずれか高い方
✓ 昨年度決定した自社株買い(1,000億円の未消化分442億円)の再開

 

ちなみに新型コロナウイルス拡大以前は、配当性向30%を目安としていました。

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今回のような一時的な減益の場合は減配しなかったことと、長期的には安定収益を上げると考えると、減配可能性は低いと予想しています。

 

また自社株買いについても、決算説明会にて「ROE改善に向けて前向きに検討する」旨の話がありましたので、期待できるかもしれません。

 

配当・優待利回り

続いて配当・優待利回りですが、以下の数値を元に計算してみます。

株価:1,584.5円(2020年12月30日終値)
配当:76円(2021年3月期予想)
優待:①5,000円(100株保有)
   ②10,000円(100株、3年以上保有)

 

ここから算出される利回りは以下の通りです。

  配当 優待 合計
通常
4.8%
3.2% 8.0%
3年以上保有 6.3% 11.1%

配当・優待利回りとともに、単体でも十分に高い数字にありますが、合計するとものすごく魅力的な数字になります。

 

特に、3年以上保有した場合の利回りは「11.1%」とずば抜けています。

 

この利回りには「株主カード」は考慮していないので、さらにプラスアルファがあるということですね。

 

個人投資家に人気が出るのも納得の結果でした。

 

株価の推移

まずは直近5年間の株価推移を確認します。 

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コロナショック後、大きく値下がりして、そこから回復してきてはいますが、未だ安値圏を推移しています。

割安性の指標となるPBRとPERを見てみると、

PBR:0.66倍  PER:10.26倍
(※2020年12月30日終値時点)

 

となっており、指標上はかなり割安な水準と言えそうです。

 

PERもコロナショック以前の純利益3,000億円程度で計算すると6〜7倍となり、更に割安だと感じられます。

 

いくらまでなら買い時か?

ここまで様々な視点からオリックスを見てきましたが、最後に結論として「いくらまでなら買い時か」を考えてみます。

 

個人的には「配当利回り4%以上」である内は買い時だと思います。

 

株価にすると、現在の予想配当額で1,900円です。 

 

前提条件としては、減配しないことになりますが、可能性は低いと考えています。

 

むしろ長期的に見たときには更に増配可能性があるとも思っています。

 

実際に私は2回オリックスを購入していますが、その時の株価は以下の通りです。

  • 2017年2月:1,768円(100株)
  • 2020年8月:1,248円(200株)

 

2回目は安く購入できましたが、1回目分は含み損を抱えている状態です。

 

それでも全く後悔はしていません。

 

受け取った配当金や、株主優待で恐らくペイできていますし、今後も貰い続けられると思っているからです。

 

最後は自己責任ではありますが、検討する価値はありかと思いますよ。

 

以上、オリックスの分析でした!

 

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