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【ビックカメラと共用可能!】コジマの株主優待と株価の見通しについて

「株主優待」

株式を保有する個人投資家にとっては、魅力の1つであったりしますね。

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そんな株主優待を、私達の生活に身近な存在でもある「家電量販店」各社が取り入れています。

 

今回は、「コジマ」の株主優待について紹介していきたいと思います。

 

あわせて株価の見通しも考えてみましたので、よろしければご覧ください!

 

【この記事の目次】

この記事を書いている私は、30歳の「ごく普通のサラリーマン」です。

 

株式投資の経験は2010年から11年ほどで、現在は50銘柄以上、約1,700万円の株式を保有しています。

 

そんな私の分析ではありますが、よろしければご覧ください。

 

コジマの事業内容

コジマの事業内容は「家電量販店の運営」です。

 

2012年より同じく「家電量販店の運営」を主とするビックカメラの傘下に入っています。

 

親会社のビックカメラが「都市型」「駅前」をメイン立地とする一方で、コジマは「郊外型」の店舗が中心です。

 

ちょうど親会社とはターゲットを変えて、互いが補完し合う形になっています。

 

関東を地盤にしながら、全国の主要都市へ出店をしていて、店舗数は143店と、ビックカメラの45店舗を大きく上回ります。(2020年8月末時点)

 

ちなみに、コジマは物品販売業の単一セグメントとなっていますが、2020年8月期の品目別の売上構成比は以下のようになっています。 

事業 売上高 構成比
物品
販売
音響映像 48,753 16.9%
家庭電化 136,301 47.3%
情報通信機器 72,591 25.2%
その他 28,708 10.0%
小計 286,355 99.4%
その他 1,860 0.6%
合計 288,215 100.0%

「都市型」のビックカメラと比較すると、「家庭電化」の構成比が高くなっています。

 

このようなところに立地上の特性が出ているように思えますね。

 

また、2020年の新型コロナウイルス感染拡大の影響については、巣ごもり需要によって業績の追い風となっているようです。

 

直近の業績

直近の業績は以下のようになっています。

単位:百万円 売上高 営業利益 純利益
2016年8月期 226,297 2,010 565
2017年8月期 232,700 2,746 2,363
2018年8月期 246,391 4,248 3,418
2019年8月期 268,127 6,426 6,604
2020年8月期 288,216 7,221 6,056
2021年8月期(予) 288,300 5,000 3,500

ビックカメラの傘下へ入り、経営再建を進めてきましたが、直近の実績からは「売上伸長」「利益改善」が見られます。

 

2021年8月期の業績予想については、売上高横ばい・減益となっています。

 

これは2020年8月期に、巣ごもり特需があったことと、緊急事態宣言下における販管費の削減が功を奏した背景を考慮してとのことです。

 

来季以降の更なる成長については要注目ですね、

 

株主優待について

「コジマ」の株主優待は「お買物優待券」です。

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この「お買物優待券」は特に制限なくビックカメラ系列店舗での支払いに使用できます。

 

つまり、「コジマ」だけではなく、「ビックカメラ」「ソフマップ」等の店舗でも使えるということです。

 

そのように考えると、なかなか使い勝手が良く、特に「ビックカメラ」の株主優待を受け取っている場合は、合わせて保有するのもありかもしれません。

 

貰える「お買物優待券」は1枚あたり1,000円分で、保有株数によって枚数が変動します。

 

また、2021年7月8日に長期保有優待制度の導入が発表され、保有期間によっても優待券の獲得枚数が変動するようになりました。

保有株数 保有期間 枚数 額面
100株以上
1年未満 1 1,000
1年以上2年未満 2 2,000
2年以上 3 3,000
500株以上
1年未満 3 3,000
1年以上2年未満 4 4,000
2年以上 5 5,000
1,000株以上
1年未満 5 5,000
1年以上2年未満 6 6,000
2年以上 7 7,000
3,000株以上
1年未満 15 15,000
1年以上2年未満 16 16,000
2年以上 17 17,000
5,000株以上
1年未満 20 20,000
1年以上2年未満 21 21,000
2年以上 22 22,000

なお、権利確定月は8月で、年1回の優待獲得となります。

 

株主還元の方針

次に、コジマの株主還元の方針は以下のようにされています。

当社は、株主の皆様に対する収益性、会社の今後の収益予想、企業基盤の強化等を十分考慮し、業績に裏付けられた成果の配分を行うことを基本方針としております。

 

方針としてはやや曖昧な感じとなっています。

 

また、2021年8月期の配当予想も発表していないようです。

 

子会社であることも影響しているのかもしれませんね。

 

参考までに直近の配当額推移を調べてみました。

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2年前に復配をしています。

これだけだとまだ、今後も安定配当があるとは言い切れないでしょう。

 

配当・優待利回り

続いて配当・優待利回りですが、以下の数値を元に計算してみます。

株価:689円(2021年7月16日終値)
配当:12円(2020年8月期実績)
優待:1,000円(100株保有)
  :3,000円(100株2年以上保有)

 

ここから算出される利回りは以下の通りです。

  配当利回り 優待利回り 合計利回り
1年未満保有 1.7% 1.5% 3.2%
2年以上保有 1.7% 4.4% 6.1%

 

悪くはないかな…と思えますが、決して良いとも言えない水準だと思います。

 

しかし、長期保有優待制度の導入によって優待利回りは格段に良くなっています。

 

株価の見通し

まずは直近5年間の株価推移を確認します。 

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コロナショックで一時的に値を下げた他は、ほとんど右肩上がりになっていると言っても過言ではありません。

 

経営再建が進んだことを市場が評価しているということでしょうか。

 

ちなみに割安性の指標となるPBRとPERを見てみると、

PBR:0.95倍  PER:8.05倍
(※2021年7月16日終値時点)

 

となっており、そこまで割安というわけでもありません。

 

ここまで見てきた結果、経営再建からの業績・株価の回復はひとまず果たしたという印象です。

 

現時点では、個人的には特別「買いたい」理由はないというのが正直なところです。

 

ただし株主優待目的で100株だけ保有するのは選択肢としてはありかなとは思います。

 

以上、コジマの分析でした。

 

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