ホテル無料宿泊券の株主優待で有名な銘柄「サムティ」。
株主優待銘柄の中でも、比較的人気・知名度の高い銘柄となっています。
そんな「サムティ」ですが、2020年11月に優待内容の変更を発表しました。
今回は変更前後の比較も含めて、株主優待の内容を紹介していきたいと思います。
【この記事の目次】
この記事を書いている私は、29歳の「ごく普通のサラリーマン」です。
株式投資の経験は2010年から10年ほどで、現在は50銘柄以上、株主優待目的の銘柄も複数保有しています。
ちなみに「サムティ」は2018年から300株保有中です。
これまでの優待獲得経験も踏まえつつ、解説できればと思っています。
サムティの株主優待内容
「サムティ」の株主優待は、自社ホテルの無料宿泊券です。
対象のホテルは全国13ヶ所あり、ホテルのグレードによって必要となる宿泊券の枚数は異なりますが、いずれも無料で利用できます。
優待券の権利確定月は11月で、獲得できる枚数は保有している株数に応じて変動します。
株主優待取得の効率が最も良くなるのは、300株保有時です。
少し意外に感じますが、恐らくこれまでの優待変更の経緯が影響していると思われます。
詳細は以下をご覧ください。
2020年11月の優待変更
「サムティ」は2020年11月権利確定分の株主優待から内容を変更しています。
今回から優待券の利用対象ホテルが、これまでの3ホテルから13ホテルへと拡大し、内容が全て「共通無料宿泊券」になっています。
過去の株主優待と比べても、最も使い勝手が良くなっていて、今回の変更は改良されたと言えるでしょう。
参考までに過去の優待内容を一表にまとめてみました。
従来は、宿泊割引券が混ざっていたり、利用可能なホテルが少なかったりしましたが、今回の変更でかなりわかりやすくなっています。
また過去、300株の保有から無料宿泊券が取得できた背景があるので、今回も300株保有時に株主優待取得の効率が最も良くなるよう設定されているのでしょう。
以上が優待内容変更の経緯です。
優待利回り
続いて優待利回りを見ていきますが、参考までに配当利回りもあわせて確認しておきます。
株価:1,771円(2021年2月10日終値)
優待:10,000円(※300株保有)
配当:82円(2021年3月期予想)
優待については、宿泊無料券を少し安めの1泊5,000円で換算してみました。
結果は以下のようになりました!
- 優待利回り:1.9%
- 配当利回り:4.6%
- 合計利回り:6.5%
優待利回りは1.9%と悪くない数字です。
特に「無料宿泊券」という使い勝手の良さを考慮すると、むしろ良いのではないかと思います。
またそれだけでなく、配当利回りも高いのが「サムティ」の魅力です。
優待と配当を合わせた利回りは、上場企業の中でも上位に位置するものでしょう。
無料宿泊券の使い方
ここまで優待内容の解説をきましたが、今度は取得した無料宿泊券の使い方を見ていきます。
使用期間については以下のようになっています。
- 優待券の到着:2月下旬
- 予約受付開始日:3月1日
- 宿泊可能日:3月7日〜翌年2月末日
予約の方法は、利用したいホテルへの電話になります。
電話以外では優待券の利用ができないこと、電話口で優待券利用の旨を伝えなければならないことに注意が必要です。
使用時の注意点
他にも優待券使用時の注意点をまとめてみました。
- 優待券は本人及びその家族のみ利用可能
- 1泊1名(素泊まり)の宿泊料金が無料になる
- 2名様以上で利用する場合は、人数分の株主優待券が必要。もしくは差額分の支払いで代替可能
- 第三者への転売・譲渡は厳禁
特に注意すべきなのは、転売禁止の部分でしょう。
株主、利用者の両方が「氏名・住所」の記入を求められるので、余計なことをせず自分自身で使用する方が良さそうです。
まとめ
ここまで「サムティ」の株主優待について紹介してきましたが、やはりホテルの無料宿泊券は魅力的ですね。
そして、2021年11月の優待変更でさらに使いやすくなっている点も見逃せません。
私はこれまでも「サムティ」の株主優待をもらっていましたが、今後も株式を継続保有していく思いが強くなりました。
配当利回りも高く、業績の伸びも期待できると考えているので、個人的にはおすすめの銘柄です。
この記事をお読みいただいた皆さまも、ぜひ一度「サムティ」の株式購入を検討してみてはいかがでしょうか。
「サムティ」への投資を検討したい方は、よろしければ銘柄の分析記事もご覧ください。