「お金が自動的に増えていく」
考えるだけでもワクワクしませんか?
これを実現したければ、必ず知っておきたいのが「金利の力」です!
この「金利の力」を活用するために「資産運用」をする訳です。
そして今回紹介する「複利効果」こそが、金利が持つ最強力と言っても過言ではありません。
この記事を読んでいただいた後には、きっと「複利効果」を活用したいと思ってもらえると思います。
【この記事の目次】
それでは早速内容に入っていきましょう。
複利効果の何がすごいのか?
まずそもそも複利とは、金利の計算方法のひとつです。
この複利効果の何がすごいのかと言うと、「毎年資産が増えていく」だけではなく、「資産が増える額も増える」ところにあります。
例えば、100万円の元本があって、金利が10%だったとします。
これを複利で計算すると、
- 1年目:110万円
- 2年目:121万円
- 3年目:133.1万円
- 4年目:146.41万円
のようになります。
1年目は10万円しか増えなかったものが、4年目には13.31万円増えるようになっています。
これこそが「複利効果」のすごさなのです!
この説明だけではまだピンと来ないと思いますので、これからもう少し深堀りをしていきます。
複利と単利の違い
そもそも、金利の計算方法には「複利」と「単利」の2通りがあります。
「複利」を理解するためにも、この2つの違いを理解しておくと良いでしょう。
まずはそれぞれの計算方法から説明します。
「複利」の計算方法
「複利」の考え方では、運用で得た金利収入を元本に加え、再投資したと仮定して翌年以降の金利収入を計算します。
つまり、元本:100万円、金利:10%の条件だとすると、
- 1年目:110万円
- 2年目:121万円
となる訳ですが、
これは1年目の金利収入「10万円」を元本に加え、翌年は110万円を元本として金利収入を計算しているため、今度は「11万円」の金利収入が発生しているのです。
「単利」の計算方法
一方、「単利」の考え方では、常に運用開始時の元本に対して金利収入が発生すると考えます。
つまり、元本:100万円、金利:10%の条件だとすると、
- 1年目:110万円
- 2年目:120万円
となる訳ですが、
これは常に運用開始の元本「100万円」の10%である「10万円」が金利収入として増えていくからです。
「複利」と「単利」優れているのは?
これまでと同様に、元本:100万円、金利:10%の条件で、「複利」と「単利」の違いを見てみましょう。
グラフを見ると、「単利」が直線を描いているのに対して、「複利」は曲線を描いています。
そして「複利」が「単利」の上を行っていることが見て取れます。
つまり、資産の増え方という点では「複利」の方が優れていることが分かります。
複利効果のすごさ
「複利」と「単利」を比較して、「複利」が優れていることが分かりましたが、まだ複利効果のすごさは漠然としていると思います。
そこで、複利効果の本当のすごさを知るためにも、もう少し具体的な数字で見てみたいと思います。
まずは、単純に手元にある「100万円」を複利で運用した場合の結果を見てみましょう。
利率が高いほど、そして長い時間運用するほど資産額が大きくなっていきます。
私は株式投資をメインに運用していますが、配当利回りで言うと現実的なのは「3%〜5%」くらいです。
大体30年で「2.5倍から4倍」くらいが見込めると考えると、かなり魅力的ですね。
次に手元にある「100万円」を元本として投資した上で、毎年50万円ずつ追加投資していく場合です。
毎年追加投資をしていく場合は、先ほどよりも投資金額が増えるため、当然最終的な資産額は増えます。
ただし、注目すべきはその増える額です。
先ほどとは言葉通り「桁違い」に資産が増えています。
ちなみに、30歳から30年間「2%〜3%」で運用できれば、2,000万円を超える計算になります。
老後資金に2,000万円必要だということが話題になったりしていましたが、「複利効果」を活用できれば、十分に資産運用で賄うことができそうです。
複利効果を大きくする方法
複利効果を活用することで資産を大きく増やせることが分かりました。
ここからはその「複利効果」をより大きくする方法を考えてみます。
「複利効果」をより大きくするには以下の3点が重要です。
- 元本を増やす
- 利回りを高くする
- 時間を味方にする
これらのポイントを実際の数値を例にしつつ見てみます。
表を見ていただくと分かる通り、「元本が多い方」「利回りが高い方」「時間を多くかけた方」がより資産が大きくなっています。
つまり、複利効果を大きくするためには、「より早く」「少しでも多く」「利回りが高い金融商品」へ投資することが必要です。
ここからは、更に具体的な行動として何をすれば良いのか例を挙げていきたいと思います。
具体的にどうするのか?
先ほど、「元本を増やす」「利回りを高くする」「時間を味方にする」の3つをポイントとしました。
しかし、この内いきなり「元本を増やす」ことは簡単ではありません。
また、「利回りを高くする」ことは反対に高いリスクを負うことになるので、一長一短です。
そこで、今回は 「より早く」投資する方法、つまり「時間を味方にする」方法を紹介したいと思います。
株式投資の場合
私がメインで取り組んでいる株式投資では、通常100株単位で売買をします。
そのため、株価が仮に「1,000円/1株」だとすると、最低投資額は100,000円となります。
複利効果を活用するためには「金利収入」の「再投資」が必要になりますが、この「最低投資額100,000円」がネックになってきます。
具体例を挙げてみます。
上記の例では、「100万円の元本」で「100株で10万円の株式」を10個保有しています。
ここから「3%/年の配当」が得られるとすると、毎年3万円を受け取れます。
しかし、3万円では「最低投資額10万円」の株式は購入できません。
「複利効果」を活用するために必要な「金利収入」の「再投資」をするためには、4年間待つ必要が出てしまいました。
これでは、「より早く」投資することができていません。
そこで、この「最低投資額」の問題を解決する方法を紹介します。
「最低投資額」が高くなってしまう理由は、100株単位での売買が制約となっているためです。
では、売買が1株単位でできるようになればどうでしょうか?
「1,000円/1株」ならば、3万円の配当でも毎年株式の購入が可能です。
そんなことできるのか?と思われるかもしれませんが、
最近はこれを可能にしてくれる証券口座があります。
※詳しくはこちら
1株から購入可能な証券会社を活用することで「金利収入」の「再投資」を「より早く」できます。
つまり「時間を味方にする」ことができるのです。
FXの場合
そしてもう1つ私が取り組んでいるFXの例を紹介します。
FXも通常、10,000通貨から取引が可能であることがほとんどです。
そのため、「ドル/円」を例にすると、「10,000ドル=約100万円」が必要になります(実際はレバレッジを掛ければ必要資金は減りますが…)。
つまり、複利効果を最大化するためには、またしても「10,000ドル=約100万円の最低投資額」 の制約をクリアする必要が出てきました。
これを可能にしてくれる仕組みが「積立FX」です!
「積立FX」では「1通貨単位から購入可能」で、少額多頻度の投資が可能になります。
つまり、この方法でも「時間を味方にする」ことができるのです。
好み次第で「積立FX」も試してみると良いでしょう。
口座開設は無料です。
積立FXをさらに知りたい場合はこちら
まとめ
改めて複利効果がすごいのは、「毎年資産が増えていく」こと、そして「資産が増える額も増える」ところです。
そして「複利効果」をより大きくするには以下の3点が重要でした。
- 元本を増やす
- 利回りを高くする
- 時間を味方にする
この中でも、特に私が重要だと思うのが、「時間を味方にする」ことです。
なぜなら、最も自分でコントロールできる要素だからです。
私が唯一自慢できることは、若い内に投資を始めたことくらいですが、「時間を味方にする」ことはできています。
資産運用を始めて約10年が経過しましたが、実際に複利効果を感じています。
今回紹介した方法を使えば、少額から資産運用に取り組むことができるので、「複利効果」を意識しながら一度考えてみることがオススメです!