私は1年ちょっと前から「クロームブック」を購入して使用しています。
しかし、購入直後はちょっとした問題がありました。
その問題とは、
なんか「キーボード」が違う・・・。
せいぜい、ブロク記事の作成とネットサーフィンに使うつもりだったので、
「安いものでいいや!」と思い、当時最も安い機種を購入しました。
実際に使ってみると、最初は戸惑いがありました。
しかし次第に慣れ、今では全く問題なくなっています。
今回は、私の経験を元に「キーボードの違い」について解説していきます。
これからクロームブックを購入する方の参考になれば幸いです。
【この記事の内容】
キーボードの何が違ったのか
購入したクロームブックを見てみると、「仕事で使用しているパソコン」や「これまで見慣れているパソコン」のキーボードと違っていました。
最初は使用するにも支障があったので、何が違うのか調べてみると、
私が見慣れているキーボードは「JIS配列」で、購入したクロームブックのキーボードは「US配列」と呼ばれるものでした。
要はキーボードの「配列=種類」が違ったということですね。
では、ここからそれぞれの配列を紹介していきます。
JIS配列とは
「JIS配列キーボード」について調べてみたところ、
日本産業規格 (JIS) が制定している標準規格『JIS X 6002 情報処理系けん盤配列』に準拠するキー配列をもつコンピュータ用キーボードである。
(※Wikipedia参照)
このように書かれていました。
しかし、これでは何のことかよく分かりません。
そこで私なりに調べて解釈したところ、「JIS配列キーボード」とは「かな文字(ひらがな・カタカナ)」入力に強みを持つ、日本語向けのキーボードです!
そのため、多くの方は馴染みのあるキーボード、むしろ「JIS配列」のキーボードしか見たことのない方もいるくらいだと思います。
つまり、日本での標準的なキーボードであると言えるでしょう。
見てみると「いつものやつだ」と思ってもらえると思います。
US配列とは
次に「US配列キーボード」についてですが、別名「英語配列キーボード」とも呼ばれています。
その名の通り、「英語入力」を前提としており、「かな文字(ひらがな・カタカナ)」入力はできません。
その反面、US配列キーボードは無駄がなく、おしゃれ・かっこいいと感じる人もいるらしいです。
百聞は一見にしかずということで、こちらも画像をご覧ください。
JIS配列とUS配列の違い
「JIS配列」と「US配列」の違いですが、主に私が感じたものは3つあります。
- 見た目が違う
- かな入力への切替、変換キーが無い
- 記号キーの場所が違う
少し詳しく説明していきます。
見た目が違う
先ほどの画像をご覧いただくと分かると思いますが、明らかに見た目が違います。
これは「キーの数」が違うことと、「かな文字表記」の有無によるものです。
特に「US配列」は「JIS配列」と比べてキーが少ないので、使いたい機能が見つからないことがしばしばあります。
かな入力への切替、変換キーが無い
これは、私が最初に最も苦労した違いです。
US配列では「かな入力」できないため、関連する切替キーがありません。
そのため「半角英字」と「全角文字」の切り替えができず、かな文字入力ができませんでした。
解決方法は以下の記事で解説していますので、同じ理由で困っている方はご覧ください。
また、英語入力を基本としているためか「変換キー」も存在しませんでした(スペースキーで代用可)。
記号キーの場所が違う
これは使用していて感じることですが、「記号キー」の場所が違います。
時々探すのに苦労することがありました。
例えば、「中点=・」や「かぎかっこ=「」」が見つからなかったのが印象に残っています。
これも解決方法を記事にしています。
ざっとこんなものでしょうか。
違いに慣れるまでは中々大変ですが、今では仕事は「JIS配列」、プライベートは「US配列」の二刀流になれました!
US配列のメリット・デメリット
ここまで紹介した違いを踏まえて、私なりの「US配列」のメリット・デメリットを考えてみました。
メリット
メリットはやや強引に挙げてみました。
- キーの数が少ないため、キーが大きい
- ショートカットキーがUS配列基準が多い
- かな印字がないためキーボードが見やすい
3つ出してはみたものの、そこまで実感していないのが正直なところです。
元々は安いクロームブックを買ったのが始まりですので、使えれば良いという感じです。
デメリット
反対にデメリットは結構強かったです。
- とにかく慣れるまで大変
- 使いたいキーが無いことがある
慣れるまではどこにキーがあるのか分からないことが多々ありましたし、「JIS配列」にある使いたいキーが「US配列」には無いこともあります。
そこは1つずつ調べていって、吸収していくしかありません。
使ってみた感想&US配列への対策
使ってみた感想ですが、慣れてしまえば「US配列」でもそれほど問題ありませんでした。
ただし、慣れるまでは「不便である」ことと、慣れるまでに「ある程度の時間が必要である」ことは否めません。
私が「US配列」を使いこなす上で、必要だなと感じた知識については、いくつか記事にしているので、個人的にはこれを参考にしつつ練習していけば問題ないと思います。
それでも「US配列」が「使いにくい」「慣れるまで待っていられない」といった方は、
クロームブックにBluetoothで繋げられる「JIS配列」のキーボードを買ってしまうのも手です。
キーボードは比較的安価なので、「安いクロームブック」と「別売りのJIS配列キーボード」の組み合わせもありかもしれません。
結論としては、経験上キーボードの違いはそれほど問題ではありません。
個人的には、それ以上にクロームブックの安さの魅力のほうが勝つと思うので、キーボードの違いは気にしなくて良いと思いますよ。
以上、キーボード配列についての解説でした。