今回は私が保有している「日本航空」の株主優待の使用方法の紹介と、金額換算した場合のざっくりとした価値を考えてみたいと思います。
【この記事の目次】
それでは早速内容に入っていきましょう。
株主優待の内容
「日本航空」の株主優待は2つあります。
- 株主割引券 (国内線50%割引)
- ツアー割引券 (7%割引)
それではそれぞれの内容を見ていきましょう。
株主割引券
1つ目の株主割引券は国内線運賃が50%割引となる優待です。割引の適用は「1人」の「片道1区間」に限られますが、保有株数が増えるほど、獲得できる割引券の枚数は増えていきます。
『保有株数に応じた割引券獲得枚数』
※1,100株以上保有している場合は、5枚に加えて「1,000株を超えた分が500株ごと」に1枚ずつ追加されていきます(3月・9月同様)
保有株数が1,000株までは、年間で獲得できる割引券は100株ごとに1枚ずつ増えていきます。一度に使いたい枚数に合わせて保有株数を調整するのもありですね。
また長期保有特典もあり、3年(7基準日)以上保有している場合は、7基準日目に割引券が以下の表に応じて追加されます。
ツアー割引券
そしてもう1つの優待は、JALパックツアー商品が7%割引となる「ツアー割引券」です。こちらは保有株数に応じて、年間に割引券が貰える回数が変わります。
「ツアー割引券」のすごいところは、自分1人だけではなく、同行者も含め参加者全員の旅行代金が割引となる点です。効果的に使いたいですね!
使用期限
日本航空の株主優待は、その多くが使用可能期間が1年間で使いやすいものとなっています。
5月に発行される割引券は6月1日~翌5月31日、11月に発行される割引券は12月1日~翌11月30日の1年間使用することができます。
ただし、11月発行のツアー割引券のみ、使用期限が12月1日~翌5月31日の半年間となっているので注意が必要です。
使用方法
ここからは、「株主割引券」「ツアー割引券」それぞれの使用方法を解説していきます。
まずは「株主割引券」の使用方法からです。
WEB予約
WEBサイトからチケットを予約・購入する場合は以下の手順で株主割引券を使用します。
①通常通り搭乗する便を検索し、「株主割引」を選択して予約をすすめる
②予約完了画面または予約詳細画面の「発券用コードを登録する」ボタンから発券用コードを登録する
③「航空券の購入に進む」ボタンを押して支払いに進む
支払いが済めば予約完了です
空港で購入
空港で購入する場合は、以下の手順で割引券を使用します。
①通常通り発券機を操作して購入手続きをする
②株主割引券のバーコードをかざす
あとはチケットが発見されるまで進めて完了です
続いて「ツアー割引券」の使用方法です。
ツアー割引券は以下の手順で割引券を使用します。
①以下のリンクよりツアーの申し込みをする
ログインキーワード:kabunushi
パスワード:otokuisama
②割引対象のツアーから参加するものを選択する
③予約成立後、出発21日前までに「ツアー割引券」を簡易書留にて送付
(送付先:東京都品川区東品川2-4-11(株)ジャルパック)
※出発21日前以降の予約については、予約成立後3日以内に送付が必要
以上で予約完了です
金額換算した場合の価値
ここからは日本航空の株主優待を金額換算してみたいと思います。今回は優待券を使用した場合と、売却した場合の2通りで算出していきます。
使用した場合
まずは「株主割引券」を使用した場合を見てみます。今回は『羽田→福岡』間の路線で算出してみます(他意はありません)。
曜日や混雑状況に応じて運賃が変化する前提で、大まかな数字を掴んでいきます。(※今回は一般的な平日で調査しています)
普通運賃は42,000円前後で、株主割引を使用するとおおよそ半額の21,000円前後でチケットを購入することができます。
しかし、それ以上に早期に予約する際に活用できる「特便割引」や「先得割引」の方が安い料金となっています。
そのため、株主割引を使うのは予定が読めなくて、早期予約ができないときに使うのがいいでしょう。
「株主割引券」は上手くはまれば20,000円程の価値、早期予約が可能な場合はメリットなしという結論になります。
次に「ツアー割引券」の方ですが、ツアー料金が7%引きになるのでわかりやすいです。
例えば、「2泊3日の東京から行く北海道ツアー:30,000円」と「3泊5日の東京から行くハワイツアー100,000円」を例にしてみます。
割引額は以下のようになります。
1枚の「ツアー割引券」で何人でも割引が受けられますので、人数が増えるほどお得になっていきます。
「ツアー割引券」の価値は一概に算出できませんが、5,000〜10,000円ほどの価値は十分にあるという結論になります。
売却した場合
次に売却した場合の金額を調査した結果です。
「株主割引券」は売却が比較的容易のようで、金券ショップでは1,500円前後となっていました。
また、メルカリでは2,500〜3,000円で売られていましたので、送料の負担と手間を惜しまなければ、より高く売却することができそうです。
(※コロナウイルスが流行している際に調べましたので、普段はもう少し高値である可能性があります)
一方で「ツアー割引券」はほとんど値段がついていませんでした。「株主割引券」とセットで売るか、諦めるかのどちらかになりそうです。
まとめ
日本航空の株主優待は売却することもできますが、使用した方が圧倒的に価値が高いことがわかりました。
ただ使い方次第では、ただ単に早期予約を利用した方がお得になる場合もありますので、その点は注意が必要です。
この記事を参考に、お得に株主優待を利用してもらえれば幸いです。
ちなみに、私は日本航空の株式を先日購入しましたので、これから株主優待をもらえることを楽しみにしています。
購入にあたり、銘柄の分析記事も書きましたので、よろしければご覧ください。
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