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【コロナショックで割安に!】人気株主優待銘柄  ANAホールディングス(全日空)を分析してみた

今回は人気株主優待銘柄の1つである「ANAホールディングス (全日空)」の分析をしてみましたので、紹介していきたいと思います。

 

「ANAホールディングス」はコロナショックの影響で現在かなり株価を下げていますので、果たして今が買い時なのかという視点からも考えていきます。

 

【この記事の目次】

それでは早速内容に入っていきましょう。

株主優待について

 「ANAホールディングス」と言えば株主優待が有名ですので、真っ先に確認しておきます。

 

「ANAホールディングス」の株主優待は3つあります。

  • ANA国内線搭乗優待
  • ANAグループ各社・提携ホテル優待
  • カレンダー

 

それでは1つずつ見ていきましょう。

 

ANA国内線搭乗優待

1つ目の「ANA国内線搭乗優待」は、ANA国内全路線の片道1区間が「株主優待割引運賃」で利用できる優待です。保有株数に応じて獲得できる割引券の枚数は増えていきます。

 

『保有株数に応じた割引券獲得枚数』

保有株数 優待券枚数
100株~199株 1枚
200株~299株 2枚
300株~399株 3枚
400株〜999株 4枚+以下200株ごとに1枚増
1,000株〜99,999株 7枚+以下400株ごとに1枚増
100,000株〜 254枚以下800株ごとに1枚増

権利確定月は3月と9月で年2回優待を受けることができます。つまり100株保有の場合は年間2枚の優待券を獲得できます。

 

300株保有までは100株ごとに1枚ずつ優待券が増えていきますので、優待獲得の効率を考えるならば、300株の保有までに留めておいた方がいいでしょう。

 

ANAグループ各社・提携ホテル優待

2つ目の優待は、ANAグループ各社・提携ホテルでの優待が受けられる「クーポン券がまとまった冊子」です。

 

この優待では、以下のような特典が受けられます。

  • ホテル料金の割引
  • ANAが提供するツアーの割引
  • 空港内の売店・免税店での割引
  • ゴルフ場の割引

 

こちらの優待は、株数に応じて内容に変化はありません。「100株以上」株式を保有している株主に1冊の優待冊子が送られてきます。

 

また先ほどと同様、権利確定月は3月と9月で年2回優待を受けることができます。

 

カレンダー

最後の優待は、「カレンダー」です。権利確定月である9月に「100株以上」株式を保有していると、12月初旬に翌年のカレンダーを送ってもらえます。

 

株主優待としては、あくまでもおまけ的な立ち位置ではありますが、もらえるとちょっと嬉しい贈り物です。

 

これらが人気の優待内容となっています。優待券の使用方法や、金額換算した場合の価値を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

 

 

配当利回り

続いて配当利回りですが、以下の数値を元に計算してみます。

株価:2,414.5円(2020年4月14日終値)

配当:75円(2020年3月期予想)

 

ここから算出される利回りは3.11%となり、まずまずな配当利回りとなっています。

 

ただし直近はコロナショックで株価が大きく下がっていることもあり、それによって利回りが高くなっている側面があります。

 

ちなみにコロナショック以前は、ANAホールディングスの配当利回りは約1.5%とそこまで高くはありませんでした。

 

そのため配当利回りだけで判断せず、その他の情報も確認していきましょう。

 

株主還元の方針

ANAホールディングスでは、株主還元の方針を「安定配当の継続」としています。 具体的には、配当性向の目安を20%〜30%の範囲とするとしています。

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過去の配当推移を見てみると、順調に増配傾向にあります。また、配当性向は20%前後とまだまだ増配余力はあるように考えられます。

 

事業内容

ANAホールディングスの事業内容は以下の通りです。

  • 航空事業
  • 航空関連事業
  • 旅行事業
  • 商社事業
  • その他 

 

全体的には「航空輸送事業」を中心として、それに関連・付随する事業を行なっていると考えれば良さそうです。

 

ちなみに商社事業とありますが、主に航空関連資材等を取り扱っており、特筆するほどではありません。

 

売上セグメント構成比からも「航空事業」が中心であることがわかります。

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最近はコロナショックの影響で株価が下がっていますが、これは航空移動が減ることによる減収が懸念されているためです。

 

しかし、更にその先を見据えていくと、来年に延期になった東京オリンピックでは旅客数が増えることが間違いないですし、その後も訪日外国人は増えていくことが予想されます。

 

まずは現在の状況を乗りきれれば、明るい将来も見えてくると考えています。 

 

直近の業績

直近の業績は以下のようになっています。 

単位:億円 売上高 営業利益 純利益
2016年3月期 17,911 1,364 782
2017年3月期 17,652 1,455 988
2018年3月期 19,718 1,645 1,439
2019年3月期 20,583 1,650 1,108
2020年3月期(予) 20,700 1,385 930

売上高は増加傾向にあり、利益に関しては増減を繰り返しています。よく言えば、利益に関しても一定の額を稼げていると言えるでしょう。

 

ただし、2020年3月期はコロナウイルスの影響もあり、減収・減益が予想されています。一過性のものとは言え、どの程度影響が長引くかは不透明な部分もあります。

  

株価の見通し

まずは直近5年間の株価推移を確認します。

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ANAホールディングスはコロナショックの影響を大きく受けている銘柄の1つで、株価もピーク時の半値近い水準まで下落しています。


指標上でも、PBR:0.74倍 PER:8.85倍(2020年4月15日終値時点)とかなり割安になってきています。

 

コロナウイルスの収束、業績回復の見通しが立てば、間違いなく株価は現在よりも上がっていくと予想しています。

 

そのため個人的には「買いたい銘柄」です!難しいのはタイミングですが、乗り遅れると株価が上がってしまうので、買うならしっかりと決断していかなければなりません。

 

今後も「ANAホールディングス」に注目していきたいと思います。

以上、ANAホールディングスの分析記事でした!

 

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