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【株主優待が盛りだくさん!】東急の株価推移と今後の見通し

最近再開発が進んでいる「渋谷」

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すでに開業施設もありますが、今後もまだまだ新しい施設の開業が予定されています。

 

そしてその渋谷へのアクセスで欠かせないのが「東急電鉄」です。

 

今回はその東急電鉄の運営会社である「東急」について考えていきたいと思います。

 

株主優待も盛りだくさんの銘柄なので、あわせて紹介していきますね。

 

【この記事の内容】

 

この記事を書いている私は、29歳の「ごく普通のサラリーマン」です。

 

株式投資の経験は2010年から10年ほどで、現在は約50銘柄、1,300万円の株式を保有しています。

 

そんな私の分析ではありますが、よろしければご覧ください。

 

東急の事業内容

「東急」は東急電鉄の運営を中心に、沿線沿いで幅広く事業展開をしています。

 

主なセグメントは4つです。

  • 交通
  • 不動産
  • 生活サービス
  • ホテル・リゾート

 

生活サービスはややイメージしづらいですが、小売、クレジットカード、映画、ケーブルテレビ、広告等を取り扱っているようです。


2020年3月期のセグメント構成比は以下のようになっています。 

  総資産 営業収益 営業利益
交通 30.6% 18.4% 39.3%
不動産 41.9% 18.1% 42.2%
生活サービス 17.4% 60.8% 19.5%
ホテル・リゾート 4.8% 8.3% -2.2%
消去又は全社 5.3% -5.5% 1.2%
合計 100.0% 100.0% 100.0%

 

「東急」の特徴としては、鉄道・不動産を自社で保有しているため、土地・建物の資産が大きいことです。

 

東京の一等地に資産価値の高い不動産を持っているメリットもありますし、一方で流動比率は低くなりがちです。

 

株式を保有する際は頭に入れておくと良いかもしれません。

 

直近の業績

直近の業績は以下のようになっています。

単位:百万円 売上高 営業利益 純利益
2016年3月期 1,091,455 75,480 55,248
2017年3月期 1,117,351 77,974 67,289
2018年3月期 1,138,612 82,918 70,095
2019年3月期 1,157,440 81,971 57,824
2020年3月期 1,164,243 68,760 42,386
2021年3月期(予) 940,000 -20,000 -45,000

 

新型コロナウイルス以前は増収傾向で、利益も安定的に確保できていました。

 

しかし、2021年3月期は人の外出が減少したことで各セグメントで収益が悪化してしまっています。

 

脱コロナに伴って、業績は回復されていると考えれていますが、回復スピードが重要な気がしますね。

 

5年以上の中長期で考えれば、必ず業績は回復してくると思っています。

 

株主優待について

東急の株主優待は大きく2つに分けられます。

  • 株主優待乗車証
  • 株主ご優待券

 

どちらも権利確定月は3月と9月で、年2回の優待が獲得できます。

 

実は優待の内容が盛りだくさんなので、順番に見ていきましょう。

 

株主優待乗車証

 

まずは「株主優待乗車証」です。

 

「きっぷ式」と「パス券式」とありますが、個人投資家のほとんどは「きっぷ式」だけを貰うことになるでしょう。


きっぷ式の株主優待乗車証では、1枚につき、東急線または東急バス片道1乗車を無料で利用することができます。

 

獲得できる乗車証の枚数は、保有株数と保有期間によって変動します。

保有株数
株主優待乗車証(きっぷ式)
通常 3年以上継続保有
200〜499 2枚  
500〜1499 5枚
1500〜2499 10枚
5枚追加
2500〜4999 20枚
5000〜9499 40枚
10枚追加
9500〜11999 80枚
12000〜13999 10枚
14000以上 30枚

 

ちなみにパス券式の株主優待乗車証では、有効期間内は東急線の電車やバスが何度でも無料で利用できます。

 

獲得の条件は保有株式数で、

  • 12,000株以上:電車全線パス1枚
  • 28,500株以上:電車、バス全線パス1枚

となっており、個人にはやや手が届きにくい仕様になっています。

 

なお、パス券式の株主優待乗車証は「東急ホテルズ無料宿泊券」に変えることもできるようです。

 

株主ご優待券

次に各種優待券についてです。

 

東急グループの各種サービスにおいて割引等が受けられる優待券です。

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こちらも保有株数によって獲得できる枚数が変わってきます。

優待内容
保有株数
500株未満 500株以上
東急百貨店お買い物
10%割引券
5枚 10枚
東急ストアお買い物50円券 20枚 40枚
東急ホテルズ
宿泊基本料金30%割引券
4枚 8枚
東急ホテルズ
飲食代金10%割引券
2枚 4枚
東急病院人間ドック
基本料金10%割引券
  1枚
Bunkamuraザ・ミュージアム
五島美術館共通ご招待券
4枚

 

全ての優待において200株以上保有することは必要になりますが、利用する機会がある人にとってはありがたい内容です。

 

株主還元の方針

次に、東急の株主還元の方針は以下のようにされています。

「総還元性向30%水準の株主還元」

「利益成⾧に応じた還元規模拡大」

 

また、これまでの配当推移は以下のようになっています。

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これまで右肩上がりの還元となっていましたが、業績悪化の影響を受けていて、

 

2021年3月期は、2020年3月期同様の「23円/年」 の配当を見込んでいましたが、中間決算時に「20円/年」への減配を表明しています。

 

配当・優待利回り

続いて配当・優待利回りですが、以下の数値を元に計算してみます。

株価:1,230円(2021年1月8日終値)
配当:20円(2021年3月期予想)
優待:544円(200株保有)


優待は、ターミナル駅である「渋谷〜横浜」間の運賃を使ってみました。

 

また、各種優待券は金額換算しにくいため、利回り算入しませんでした。

 

結果は以下のようになりました!

  • 配当利回り:1.6%
  • 優待利回り:0.4%
  • 合計利回り:2.0%

 

利回りは決して高いというわけではありませんでした。

 

市場の平均程度と言っていいのではないかと思います。

 

 

株価推移と今後の見通し

まずは直近5年間の株価推移を確認します。 

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新型コロナウイルスが感染拡大して以降、株価は下落が続いています。

多くの銘柄は3月くらいに底が来ているのですが、東急は第2波・第3波も株価へ下落影響を受けています。

 

それだけ人の往来が業績に与える影響が大きいということでしょう。

 

次に、割安性の指標となるPBRとPERを見てみると、

PBR:1.02倍  PER:赤字予想
(※2021年1月8日終値時点)

 

となっており、PERは算出できないものの、PBRでは平均〜若干割安といったところです。

 

ただ、赤字予想であることを考慮すれば決して割安とは言えないでしょう。

 

今後の見通しについてですが、渋谷駅を中心とした再開発は着々と進んでいますので、脱コロナ後は業績が回復すると思います。

 

むしろコロナ前の利益を超えてくる可能性も十分にあると考えます。

 

株価も、安く見て2,000円くらいまでは上昇すると予想しています。

 

「5年以内に2,000円」

あくまでも個人的な予想ですが、中長期的には買える銘柄だと思っています。

 

私は近々にでも、優待が獲得できる基準である200株の購入を考えていきます。

 

以上、東急の分析でした!

 

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