今回はご紹介するのは「ロードスターキャピタル」です。
都内の不動産を中心に取り扱っているため、新型コロナウイルスの影響を受けている銘柄です。
しかし、今後の業績回復期待もあると思い、少し分析をしてみましたので、その結果をご紹介していきたいと思います。
【この記事の目次】
この記事を書いている私は、30歳の「ごく普通のサラリーマン」です。
株式投資の経験は2010年から11年ほどで、現在は50銘柄以上、約1,700万円の株式を保有しています。
そんな私の分析ではありますが、よろしければご覧ください。
ロードスターキャピタルの事業内容
「ロードスターキャピタル」は都内のオフィスビルをメインに取り扱う不動産事業を行う会社です。
オフィスビルを取得し、適正なマネジメントを行うことで付加価値を高め、売却もしくは貸し出すことで収益を上げています。
その他、個人投資家から直接資金調達を可能とするクラウドファンディング事業や国内外の機関投資家からのアセットマネジメント事業の取り扱いが特徴となっています。
ちなみに、事業分類上は以下の4つに分けられているようです。
- コーポレートファンディング
- アセットマネジメント
- 仲介・PM・コンサルティング
- クラウドファンディング
セグメントの構成比については、現状ほとんどの売上高をコーポレートファンディングで稼いでいる状況です。
今後、特色でもあるクラウドファンディング事業がどの程度成長し、収益貢献していくのかがポイントになりそうですね。
直近の業績
直近の業績は以下のようになっています。
2012年設立のまだ新しい会社ではありますが、直近の業績を見ると順調に成長を続けていることがわかります。
都内のオフィスを取り扱っているので、新型コロナウイルスは逆風ではありますが、2020年12月期は増収増益を達成、2021年12月期も同様に増収増益を予想しています。
今後も脱コロナやクラウドファンディング事業の成長等の見込みもあり、業績面はかなり力強さを感じることができますね。
株主優待について
ロードスターキャピタルの株主優待は、クラウドファンディングサービスの『OwnersBook』における「株主優待用投資枠」です。
案件によっては人気が加熱し、申し込んでも投資できるとは限らないようなので、『OwnersBook』を使う方にとっては便利な優待かもしれません。
ただし、優待の取得条件は「1,000株以上、かつ、6か月以上継続保有」とやや厳しく設定されていますので、注意が必要ですね。
なお、権利確定月は6月と12月になっています。
株主還元の方針
ロードスターキャピタルでは、以下を株主還元の基本方針としています。
- 業績拡大により企業価値・株主利益の向上に努める。
- 配当性向15%を目安に安定的かつ継続的な利益還元を実施。
またこれまでの配当実績を見てみても、配当性向15%がしっかりと守られていることがわかります。
今後も配当性向は守られる可能性が高いので、増益に伴って増配が期待できそうです。
なお、配当性向の上昇については、恐らくまだ会社が成長段階にあるため、早期に期待することは難しいと考えますが、長期的にはあり得る話だと思います。
配当利回り
続いて配当利回りですが、以下の数値を元に計算してみます。
- 株価:1,013円(2021年7月16日終値)
- 配当:29円(21年12月期予想)
ここから計算される配当利回りは2.9%となります。
配当利回りは決して高いとは言えませんが、今後の増配の見通しが立つならば悪くはない数字だと思います。
株価の見通し
まずは直近5年間の株価推移を確認します。
株価は上場以降、大体1,000円前後で推移しています。
コロナショックでは一時大きく下落しましたが、直近では株価は十分に回復していますので、平常運転に戻ったと言えるでしょう。
割安性の指標となるPBRとPERを見てみると、
PBR:2.16倍 PER:5.18倍
(※2021年7月16日終値時点)
となっており、PBRの面では割高ですが、一方でPERの面ではかなり割安と言えるでしょう。
どちらを重視するのかが問題になりますが、ロードスターキャピタルは上場からの期間が短いことを考慮すると、利益ベースのPERで判断する方が良いように思います。
今後も利益成長が見込めるのであれば、割安なうちに購入したいですね。
投資判断
最後に投資判断を考えていきたいと思います。
結論から言うと、個人的にロードスターキャピタルは買いたい銘柄です。
理由は利益面(PER)から見た割安性と右肩上がりの業績です。
現在は新型コロナウイルスの影響もあり、都内のオフィスは稼働率が下がっていますが、脱コロナ後はまた需要が戻ると考えています。
テレワークが普及してオフィス需要が下がるという予測もありますが、私は需要が戻る勢いの方が強いと思っています。
また、クラウドファンディングという新しい仕組みを事業に取り入れているのも面白く、まだ成長可能性がある気がします。
これらの理由から、私自身も機会を見て購入に動いてみたいと思っています。
購入した際にはまたブログでご報告できたらと思っています!
以上、「ロードスターキャピタル」の分析でした。