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【1株株主優待銘柄】東光高岳の株価推移と見通しについて

今回は「東光高岳」について紹介します。

 

この会社は、電力関連の機器・計量器を中心に製造しています。

 

また東京電力とも関係の深い会社となっています。

 

配当利回りが高く、1株保有するだけで株主優待が受けられる数少ない銘柄でもあることから、今回分析をしてみました。

 

よろしければご覧ください!

 

【この記事の目次】

それでは早速内容に入っていきましょう。 

東光高岳の事業内容

「東光高岳」は電力に密接に関係する事業を中心としていますが、まずはセグメント構成比から見てみましょう。

 

セグメント構成比は以下のようになっています。

  売上高 利益
電力機器 57.4% 77.6%
計量 31.8% 17.6%
エネルギーソリューション 3.0% -4.4%
情報・光応用検査機器 5.4% 1.7%
その他 2.4% 7.6%
100.0% 100.0%

こうして見ると「電力機器」セグメントがかなりのウエイトを占めていることがわかります。

 

発電所や受変電設備、そして配送電に必要な機器を製造しているのが、この「電力機器」セグメントです。

 

また、冒頭で「東京電力とも関係の深い会社」と述べましたが、売上の約4割が東京電力パワーグリッド向けとなっています。

 

東京電力パワーグリッド(東電PG)は東京電力ホールディングスの子会社で、首都圏を中心に送電線、変電所などを維持・運用する送配電事業者

 

良く言えば、インフラを司る会社への大きな売上を持っているので安定しているともとれますが、一方でここが欠けると一気におかしくなるリスクも秘めています。

 

加えて、今後の成長を見据えるならば、新しい事業を生み出していく必要がありそうです。

 

直近の業績

直近の業績は以下のようになっています。

(百万円) 売上高 営業利益 純利益
2016年3月期 115,169 2,690 1,512
2017年3月期 107,763 3,983 2,101
2018年3月期 95,309 2,947 1,546
2019年3月期 90,883 2,736 1,031
2020年3月期 93,341 2,321 843
2021年3月期(予) 92,000 2,300 1,100

直近の動きを見ると、減収・減益の傾向が見られます。

 

なお、中期経営計画では、以下の計画を公表しています

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実績の2019年3月期以降と比べると、売上高・営業利益とともに大きく乖離しています。

コロナウイルスの影響が無いとは言えないものの、計画は思うように進んでいないと言えるでしょう。


この情報を見る限りは、今後の業績についても疑問符がつきます。

 

株主優待

タイトルにもありますが、「東光高岳」の株主優待は1株保有するだけで受けられます。

 

受けられる株主優待は以下の2点です。

  • 自社水素水生成器交換カートリッジ割引 
  • 福島県産品カタログギフト商品割引(1,000円)

 

また、 「福島県産品カタログギフト商品割引」は500株以上の保有で、2,000円の割引にグレードアップします。

 

特に、カタログギフトは複数の商品の中から、比較的自由に好みのものを選べる特徴がありますので、1株で受けられる株主優待としては嬉しいのではないでしょうか。

 

他にも「1株保有するだけで株主優待が受けられる」銘柄はあります。興味のある方は以下の記事をご覧ください!

 

株主還元の方針

次に、 東光高岳の株主還元の基本方針ですが、以下のように公表されています。

当社は、安定的な配当の実施が株主各位のご期待に応える基本と認識しており、財務体質の強化等経営基盤の安定確保に努めながら、中間配当25円と期末配当25円の年2回の継続的かつ安定的な配当を継続してまいります。

 

近年の配当額の推移を見てみると、

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配当額については、株主還元の基本方針にある通り、過去数年間は50円に固定されています。

安定配当は魅力的ですが、一方配当性向は高止まりしているので、これ以上利益が減ってしまうと減配のリスクも出てくると考えます。

 

配当利回り

続いて配当利回りですが、以下の数値を元に計算してみます。

株価:995円(2020年9月4日終値)

配当:50円(2021年3月期予想)

 

ここから算出される配当利回りは5.0%です。

 

配当利回りの面では、かなり魅力的な銘柄と言えます。

 

安定配当が続くならば、配当狙いで保有するのもありですね。

 

株価の見通し

まずは直近5年間の株価推移を確認します。 

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2017年の頭に約2,400円の高値をつけた後、ほとんど右肩下がりに下落しています。

業績、今後の期待感が株価に表れているように感じます。

 

ちなみに割安性の指標となるPBRとPERを見てみると、

PBR:0.34倍  PER:14.59倍
(※2020年9月4日終値時点)

となっており、PBRはかなり割安、PERは普通といった感じです。

 

PBRはかなり低い数値となっているので、今後の業績回復が見えたときには株価も上昇すると思われます。

 

ただし、その見通しはあまり立っていないと思ってしまうので、現実的には保有しても1株がいいのではないかというのが個人的意見です。

 

状況が変わった時にはもう一度確認してみたいと思います!

 

以上、東光高岳の分析でした。

 

1株保有を検討するならば、以下の記事を参考にしてみてください。

 

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