IPOといえば「新しく上場する株式」を購入して上場直後の値上がり時に売却することで利益を得られる、投資家にとって魅力的なイベントの1つです。
しかし、誰もがIPOで株式を購入できるかと言えばそうではありません。
人気のある銘柄ほど応募が多く、抽選に当選する可能性は低くなります。
そこで、少しでもIPOの抽選に当選する確率を上げるためにも、大和証券のIPO抽選ルールを上手く活用していきましょう。
【この記事の目次】
それでは早速内容に入っていきましょう。
大和証券のIPO抽選基本ルール
まずは大和証券のIPO抽選の基本ルールから説明します。
IPOの配分には「抽選」による割当と、「裁量」による割当が存在します。
「裁量」による割当とは、証券会社の営業マンが担当の顧客に配分することを指します。
これは「お得意様」でなければ割当をもらうことはできないため、初めの内は厳しいです。
そこで、「抽選」による割当分からの購入を目指していくわけですが、大和証券における配分割合は以下のようになっています。
個人向けの販売予定数量の内、「裁量分」が75〜85%、「抽選分」が15〜25%です。
配分率に幅があるのは、「個人向けの販売予定数量」や「抽選への申込数量」により変動するためです。
この「抽選分」の15〜25%の中に、「チャンス抽選」分も含まれており、当選確率を上げるポイントがここにあります。
チャンス抽選とは?
大和証券のIPO抽選は2通りあります。最初に行なわれる「通常の抽選」と抽選に落選した人を対象に行なわれる「チャンス抽選」です。
つまり「チャンス抽選」とは敗者復活ができる制度です。
ただし、「チャンス抽選」に参加するには、「チャンス回数」と呼ばれる抽選参加権のようなものを持っている必要があります。
「チャンス回数」は1回から最大10回まで保有することができ、回数が多くなるほど「チャンス抽選」への当選確率が上がります。
では、この「チャンス回数」はどのように手に入れるのかを確認していきましょう。
チャンス回数の決まり方
チャンス回数は「プレミアムサービスにおけるステージ」もしくは、「ポイントプログラムの交換ポイント残高」に応じて決まります。
「プレミアムサービスにおけるステージ」と「ポイントプログラムの交換ポイント残高」を比較して、チャンス回数が多くなる方が適用されます。
「プレミアムサービスにおけるステージ」は大和証券に保有している資産評価額によって決まります。
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また、「ポイントプログラムの交換ポイント」は、大和証券における取引実績に応じて貯まりましたが、現在は廃止が決定しているため、新規のポイント付与は終了しています。
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2021年3月末に「ポイントプログラム」が完全に廃止となるので、以降は「プレミアムサービスにおけるステージ」のみがチャンス回数に影響するようになります。
IPOへの申込手順
IPOの抽選に申込むには、まず以下の準備が必要です。
- 大和証券に口座開設する
- 「オンライントレード利用申込」と「報告書電子交付の一括申込」をする
- 株式購入に必要な資金を入金する
IPO抽選はネットからの申込みとなるため、口座開設の際に「オンライントレード利用申込」と「報告書電子交付の一括申込」をしておきましょう。
そして、IPOの抽選に参加するためには、購入概算代金以上の資金が口座に入っていることが条件になりますので、必要な資金を入金します。
ここまで済んだら、実際に申込みをします。
申込みの流れは以下の通りです。
- 銘柄の確認
- 抽選参加の申込み
- 抽選
- 抽選結果の確認
- 購入の申込み
- 購入結果の確認
この中で注意したほうが良いのは5番目の「購入の申込み」です。
抽選に当選しても、この「購入の申込み」を怠ってしまうと購入ができません。またこの申込み期間が意外と短いことも要注意の理由です。
まとめ
「IPOの抽選」は参加者が多いため、中々当たるものではありません。
なぜなら、利益を得られる可能性が高いからです!
そのため、利益を得るためにも「当選確率を上げる」ためにできることは取り組んでく必要があります。
実際に私は「大和証券のチャンス抽選」から、過去に2回IPOに当選することができました!
今回紹介した内容は一例になりますが、IPOを活用して上手に稼いでいきたいですね!