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【2020年3月期 決算発表】高配当銘柄「豊田通商」の株価推移と見通しについて

今回は総合商社の一角である「豊田通商」について紹介していきたいと思います。

 

「豊田通商」はその名の通りトヨタ系の総合商社で、関係会社も含めて自動車関連商材の取り扱いを主力としています。

 

時価総額は8,965億円で、総合商社8社中5位(2020年5月8日時点)とついに丸紅を逆転しています。

 

また、総合商社株として例に漏れず高配当利回り銘柄です。

 

そんな豊田通商の決算発表が4月30日(木)にありましたので、最新の決算情報を踏まえつつ、今後の株価の見通しについて考えてみました。

 

【この記事の目次】

それでは早速内容に入っていきましょう。

豊田通商の事業内容

豊田通商の特徴は、他の総合商社と違い、「総合商社」と言いながら自動車関連商材の取り扱いが非常に多い「専門商社」の側面を持っていることです。

 

とは言え、それ以外の分野へも事業を広げていることから定義としては総合商社となります。

 

豊田通商の事業は以下の7つのセグメントに分類されています。

  • 金属
  • グローバル部品・ロジスティクス
  • 自動車
  • 機械・エネルギー・プラントプロジェクト
  • 化学品・エレクトロニクス
  • 食料・生活産業
  • アフリカ 

 

名前が「自動車」となっているセグメントはわかりやすいですが、この他にも「金属」「グローバル部品・ロジスティクス」「機械・エネルギー・プラントプロジェクト」「化学品・エレクトロニクス」「アフリカ」のセグメントにおいても自動車が関係しています。

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次にセグメント構成比を見てみましょう。 (※2020年3月期実績より)

  収益 売上総利益 当期利益 資産
金属 24.7% 14.3% 13.7% 22.8%
グローバル部品・ ロジスティクス 13.1% 11.4% 16.1% 9.9%
自動車 9.2% 13.1% 14.2% 7.1%
機械・エネルギー・ プラントプロジェクト 11.8% 13.9% 25.3% 20.8%
化学品・ エレクトロニクス 22.0% 15.9% 16.4% 17.1%
食料・ 生活産業 6.5% 7.3% 4.2% 7.1%
アフリカ 12.7% 24.1% 10.1% 15.1%

構成比で見ると、一番の主力は「金属」セグメントと言えそうです。

 

反対に唯一、自動車と関係のない「食料・ 生活産業」セグメントの占めるウエイトは少なくなっています。

 

また、自動車の取引・輸出を担う「自動車」セグメントと「グローバル部品・ ロジスティクス」は、資産に対して稼ぐ利益の大きい効率の良い事業と言えそうです。

 

セグメント構成比の面からも、豊田通商が自動車を中心とした商社であることが分かると思います。

 

そのため他の総合商社の場合、「資源・非資源比率」などを気にしますが、豊田通商の場合はそれよりも、自動車業界の方に大きな影響を受けることを頭に入れておいた方がいいでしょう。

 

直近の業績

直近の業績は以下のようになっています。

※2018年3月期より国際会計基準(IFRS)を採用

単位:億円 営業収益 経常利益 純利益
2015年3月期 86,635 1,563 676
2016年3月期 81,702 1,281 ▲437
2017年3月期 79,197 1,583 1,079
2018年3月期 64,910 2,097 1,302
2019年3月期 67,627 2,292 1,326
2020年3月期 66,940 2,248 1,355
2021年3月期(予) 未定

2018年3月期を境に、営業収益が一度大きく減少していますが、これは国際会計基準への変更によるものです。

 

2016年3月期は資源価格の低迷による減益、特に純利益はガス事業の減損等によって赤字を計上しました。

 

しかし、翌年以降は増益を続けていますので、直近の動向からは十分な収益力があると言えます。

 

2020年3月期に関しても増益を確保していますが、2021年3月期に関しては「コロナウイルス」の影響を鑑みて「業績予想は未公表」となっています。

 

今後の動向には注意が必要かもしれません。

 

株主還元の方針

 豊田通商は以下のように、「配当に関する基本方針」を打ち出しています。

連連結配当性向 25%以上を基本方針とし、安定的な配当の継続並びに
1株当たりの配当の増額に努めていく

 

次に豊田通商の配当額の推移を確認してみます。

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豊田通商は増配を長期間継続していて、2020年3月期で11期連続の増配を達成しています。

 

配当性向も25%の目標に対して、2020年3月期で28.6%とほぼ同水準で推移しています。

 

2021年3月期については配当額を未定としていますが、赤字であった2016年3月期においても増配をしていることから、増配の可能性もあるかも知れません。

 

配当利回り

続いて配当利回りですが、以下の数値を元に計算してみます。

株価:2,532円(2020年5月8日終値)

配当:110円(2020年3月期実績)

 

ここから算出される利回りは4.3%となります。

 

直近は「コロナショック」の影響で株価が下がっていることもあり、高い利回りとなっています。

 

他の総合商社に比べると若干の見劣りはしますが、連続増配記録が続くのであれば魅力的に感じます。

 

株価の見通し

 まずは直近5年間の株価推移を確認します。

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赤字を計上した2016年前後に安値をつけた後、 株価は上昇していましたが、直近はコロナウイルスの影響もあって、2016年頃と同水準まで株価が下落しています。

 

今後の業績への影響次第で株価はまた動いていくと考えています。

 

割安性の指標であるPBR、PERを見てみると、

PBR:0.75倍 PER:6.57倍

となっており、かなり割安といえる状態です。

 

今後も増配が継続するのであれば、今のうちに購入を検討したいところです。

 

個人的に豊田通商は、株式全体としては「買いたい」銘柄ですが、今後の「増配」の見極めが重要になると考えています。

 

増配発表をしているのは「豊田通商」だけではありませんので、一度他の総合商社と比較した上で投資判断をしてみてください!

 

他の総合商社銘柄との比較記事はこちら!

 

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